パソコンは「データが命」です。
パソコンが壊れたり、ウイルス感染した時に困らないようにデータ(文書ファイル、画像ファイル、会計ソフト情報、etc)のバックアップを取るようにしましょう。

バックアップの方法はいくつかありますが、代表的な方法として以下のような三つの方法があります。

  • USBメモリーにコピー
  • クラウドにバックアップ
  • 外付け記憶装置にバックアップ

仕事でパソコンを使っている方はUSBメモリーへコピーする方法は必ずマスターしてください。


(方法1)ファイルをUSBメモリーへその都度コピー

ファイルをUSBメモリーにコピーすれば簡単にバックアップすることができます。USBメモリーはホームセンターで買えるのですぐに準備ができます。ファイルをコピーする操作は、ファイルのアイコンをマウスでつかんでUSBメモリーのウインドに離すだけです。身近な操作で直感的に操作できます。

USBメモリーは小型で携帯性がいいのが魅力ですが、失くしたり、壊したりすることがありますので注意が必要です。また、念のためUSBメモリーを2個用意したとして同じファイルを2個のUSBメモリーにコピーして使いまわしていると、どちらが最新のファイルか分からなくなったりして困ることがあります。

ファイルの管理について個人ルールを決めている人はいいのですが、困ったことがある方は以下のルールで運用してみてください。

  • ファイルの正ファイルは本体に保管し、USBメモリーには副ファイルとする
  • USBメモリーは、バックアップ用と持ち出し用の2種類を用意する
  • 複ファイルを編集してしまった場合は本体ファイルに逆にコピーする

コピー操作方法はマウスでドラッグ&ドロップ(掴んで離す)操作以外にもあり、理解しやすい方法で確実にコピーできる方法を覚えてください。
ファイル操作の上級者のポイントはエクスプローラーを使いこなせるようになることです。

参考になる動画を以下に示します。

(参考動画)
【基本を学ぼう】Windows10フォルダとファイル@いなわくTV


(方法2)ファイルをクラウドへバックアップ

ファイルをクラウド(オンラインストレージ)にOneDrive機能を使ってバックアップする方法です。
OneDriveはマイクロソフト社が提供しているオンラインストレージサービスです。マイクロソフトアカウントに標準で付いてきます。

パソコンのCドライブにあるドキュメントやデスクトップフォルダに同期設定することで自動的にオンラインストレージへバックアップしてくれます。
また、クラウドの中にファイルは、共同作業者へ公開して共有することができます。OneDriveのWebページからダウンロードもできるので、出張先からファイルをダウンロードすることもでき便利です。
但し、クラウドでファイルを管理するのでログインIDとパスワードが必要となりますので、IDの管理が苦手で情報漏洩が気になる方にはお勧めしません。また、インターネット回線は高速で無制限容量の契約をお勧めします。

その他、OneDrive機能をインストールしたパソコンで不具合が起こったことがあります。少し古めのソフトをインストールする時にエラーが発生してインストールできなかったことがあります。不具合を回避する方法はありますが詳しくないとできないので注意が必要です。

(使いたいシーン)
オフィース系のドキュメントを自動的にバックアップ
ファイルを共同作業者と共有したい
出張先で作成した書類をWebからダウンロード

(機能が存在する設定の場所)
スタート>OneDrive

(参考)
Windows 10でOneDriveを使用する方法@NEC LAVIE公式サイト
https://faq.nec-lavie.jp/qasearch/1007/app/servlet/qadoc?QID=020749


(方法3)ファイル履歴をとりながら記憶装置へバックアップ

ファイルを外付け記憶装置にファイル履歴機能を使ってバックアップする方法です。

一般的なファイルコピー操作では、以前のファイル内容は無くなってしまう上書きコピーとなりますが、履歴機能でバックアップすると、その以前のファイルも保ちながらコピーしてくれます。
これにより間違って上書きしたファイル(ワード、エクセルなどのファイル)を以前のものに戻す事ができます。
また、ランサムウエアなどで使えなくなったファイルを以前のファイルに戻して危機を回避する事にも役立ちます。

(機能が存在する設定の場所)
スタート>設定で設定画面を出します。
設定画面>更新とセキュリティ>バックアップ>「ファイル履歴を使用してバックアップ」

(参考)
Windows 10でファイル履歴を使用してバックアップする方法@NEC LAVIE公式サイト
https://faq.nec-lavie.jp/qasearch/1007/app/servlet/relatedqa?QID=018653


(方法4)システムを丸ごとバックアップ

システム(Cドライブ)の全内容を外付け記憶装置(HDDやSSD)にシステムイメージ機能を使ってバックアップする方法です。

外付けハードディスク

Cドライブを丸ごとバックアップできるので、バックアップした時点のパソコンの上体を復元できるという利点がありますが、バックアップ処理する時間が長かったり、個別のファイルの対応が難しい、大容量の外付けHDDが必要などの注意が必要です。

(使いたいシーン)
重要なアプリやソフトの入れ替えの前
重要なアプリやソフトをインストールし設定し終え動作が安定した後
windows大型更新の前

(機能が存在する設定の場所)
スタート>設定で設定画面を出します。
設定画面>更新とセキュリティ>バックアップ>以前のバックアップをお探しですか?>[バックアップと復元に移動](windows7)
[バックアップと復元に移動](windows7)画面>ファイルのバックアップまたは復元>「バックアップの設定」

(参考)
Windows 10でシステムイメージを作成しパソコン全体をバックアップする方法@NEC LAVIE公式サイト
https://faq.nec-lavie.jp/qasearch/1007/app/servlet/relatedqa?QID=018651