2台のパソコンで情報を共有することはよくある話ですが、パソコンやアプリ、バージョンが違うと注意が必要です。

(使用環境)
☆旧パソコン
・OS = windows7
・オフィスソフト= MS Office2007

☆新パソコン
・OS = windows10
・オッフィスソフト = WPS

☆USBメモリ
・利用内容 = ワード文書を保存して2台のパソコンで共有する

このような環境は、ワード文書など作成する際に問題が発生することがあります。
その問題点と改善案を以下に示します。

(問題点)
文書レイアウトの崩れや、ファイルの破損が起きる可能性があります。
旧パソコンで作成したワード文章を新パソコンで開くとレイアウト崩れを起こす可能性があります。
単純なレイアウトの文書であれば問題はありませんが、複雑なレイアウトの文書になると、アプリのバージョンや種類違いの影響で正しく表示できなくなることがあります。更にこのような状態で新パソコンで文書を保存してしまうと文書ファイルが壊れてしまい開くことができなくなることもあります。

(解決案)
・編集パソコンは1台に固定する
文書レイアウトの崩れや、ファイルの破損を予防するには、編集は一台のパソコンで行うことをオススメします。
また、文書マスタファイルはパソコンの中に保存しましょう。

・USBメモリはバックアップとして使う
USBメモリはあくまでもバックアップとして使用し、別パソコンに持っていく場合などに使用する。

・共有や印刷で持ち出す場合はPDFファイルを使う
例えば新パソコンで印刷するために文書をUSBメモリに保存するのであれば、旧パソコンでPDF形式に変換して保存することが有効です。
PDF形式のファイルは互換性が高いので新旧パソコンでも正しく表示し印刷することがでいます。
PDF形式で変換する場合は、WORDのメニュにPDF形式に変換して保存する機能がありますので、この機能を利用しましょう。

(代替え案)
クラウドを使う最近の文書作成方法があります。
最近ではブラウザソフトを使って文書作成や表計算ができる方法があります。
マイクロソフトだと「OneDrive(ワンドライブ)」というサービス名になります。
グーグルだと「Googleドキュメント」です。

どちらとも複雑なレイアウト文書を作成することは難しいですが、規約などの形式的な文書なら作成可能かと思います。
操作はデスクトップアプリに似ていますが、少し慣れが必要でしょう。

例えば、団体の規約文書をメンバと共有する場合に、以前は印刷して郵送していたかもしれませんが、今はインターネットで簡単に共有することができます。インターネット由来のシステムはこの部分が優れています。